近づける と 近ずける
先日、旦那が子供のテスト用紙をもって、うーん とうなっていました。
「どうしたの?」と聞くと、
「○○がテストに 近ずける と書いて先生が 近づける と訂正してる。俺だったら訂正する自信がない・・。」と言います。
「でも、近づけるって 近付ける だから先生の訂正が正しいのでは?」
と言いますと、
「70年ほど前にな、当時の文部省が づ は全て ず と表記しましょう、と指導したんだ。 何故なら日本人は馬鹿だから字が読めなくて戦争に負けたから簡単なものにしましょう。という、某金田一京助の提言に従ってそういう方針にしたらしい。」
「すでに数百年前に識字率は世界一だったはずだよね?」
と返しますと、
「まあね。 30年ほど前くらいから づ でも問題ないですよ、とは言い出してるみたいだけど。 でもまだ文部科学省の基本方針では ず のはずだから。」
「バカ生産機かな?」
「まぁそんなもんじゃない? で、さっきの近づけるなんだけど、文部科学省の指導では近ずける、が一応正しいから訂正がしにくい。」
「むむむむ・・。難しいねぇ。。」
ブログを書くためと、確認のために文部科学省のサイトを調べてみましたが、頭の中で大量の平仮名が舞い踊りました。
ざっとpdfを読むと、あぁめんどくさい・・。となります。
このような資料を作成した先人たちの努力や苦労は頭が下がる思いですが、受け入れがたいものは受け入れがたいです。 稲妻はいなずまだとか。
時の流れとともに言葉が変化していくのは当たり前なことですが、違和感ありありの変化はついていけないな、と思います。